地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

見せかけ

バタバタバタバタ

数ヶ月前から始まったコンドの廊下で競争する

多分最近引越してきた子供達

(子供の数は5-6人で年齢は3歳ぐらいから7-8歳)

 

我が家のユニットは突き当たりにある

我が家と横のユニットの間の壁があるのだが

そこに子供達はタッチをして折り返していた

 

始めは特になんとも思わなかったが、、、

バタバタという音

子供達の叫び声

そしてドンとなるタッチ

これらが毎日続くと正直

 

うっとうしかった

 

ある日、廊下の様子をチェックすると

なんと母親までも一緒になって走っていた

それでも競争は長くは続かないし、黙っていた

 

パンデミックになってからコンド内では

マスク着用が義務付かれているにも関わらず

誰一人としてマスクをしていなかった

 

モヤモヤモヤモヤが続いていた日々

 

週末、子供達をコンドのPlayground で遊ばせているとジャイアンみたいな男の子が父親とやってきた

 

どこかで見た事があるな

 

なんとなくあの競争をしている子達の中にいたような気がした

男の子の父親は離れた所でタバコをふかし始めよそを見ていた

しばらくすると2歳ぐらいの男の子が母親とやってきて滑り台に向かった

 

するとジャイアンのような男の子は2歳ぐらいの男の子が滑り台を使いたいのを知った上で

滑り台に寝転がり占領しはじめた

 

こっちへ来るな

 

と威嚇するような恐い顔で2歳の子にむけて言い放った

 

一言言ってやりたかったが、その2歳の男の子の母親は近くにいたので自分の出る所ではないと黙っていた

 

息子と娘にはちゃんと距離を取れないなら公園では遊べないと言ってあるので息子達がジャイアンの近くに行く事はなかったが、最後までジャイアンは2歳の男の子に滑り台を譲る事はしなかったし、ずっと小言を言っては睨み続けていた

 

何も知らないタバコを吸い終えた父親が

さぁ My Good boy!

いい子だ! 帰ろう

ジャイアンの元にきた時


ふざけるなよ おぃ

 

と心底思った

 

そして次の日

また子供達の叫び声とバタバタバタバタと走る音が始まった

ドアの穴から見るとやっぱりあのジャイアン

小さい子達相手に我先に本気を出して走っていた

 

そしてタッチをバン

 

やっぱりジャイアン

 

私の脳内でブチッと線が切れた

 

私はドアを素早く大きく開けて

 

YES?

 

と言葉としては一言だが

顔がめちゃくちゃ怖かったのだろうか?

 

ジャイアン

ギャーーーー!!

と言って小さい子供達を置いて我先に一目散に逃げて行ったのだった

 

ケッ

 

いきなり立ち上がりドアを開いたわたしを見て

熊五郎

 

Tsuki?一体どうしたんだ?

彼らはドアを直接ノックしてないし、子供だろ。。

 

廊下は走ったらあかんって習わんかったんですか?

と更に鬼の形相で答える私だった