地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

我が子を危険に晒す母親

幼稚園に息子を迎えに行った時、いつもより早く着いたので娘と息子が出てくるのを待っていたのだが、近くで母親と駄々をこねる男の子がいた

 

バックパックを開け何かがなくなったのか忘れたのか、必死で母親に幼稚園に戻ると言う男の子

母親はダブルストローラーを押していたがストローラーは空だった

 

初めは男の子の話を聞いていたこの母親だが

なかなか家に帰ろうとしない男の子に

「私は知らないわよ 早く着いてきなさい」

それでも一歩も進まない男の子に

「来ないなら私は行くからね」

 

ここまでは見る光景

駄々をこねる我が子についてこなかったらお母さんは先に行くよパターン

ただこれは口先だけで行くそぶりを見せるだけ

 

この母親もそうだと思っていた

が、、なんと本当に行ってしまったのだ

しかも道路横断。。

道路の向こうで早く来いと叫ぶ母親

目を疑った

 

トロントにきてトロントでは歩行者優先と言うルールはないぐらい車の運転手は歩行者を見ていない時がある

実際、私自身も横断歩道を歩いている時に何回か轢かれそうになった事があった

 

子供たちと渡る時は常に周りを確かめながら、必ず手を繋ぐようにしている

 

目の前では男の子が1人立ち

向こう側で母親が叫んでいる

「早く渡りなさい」と

 

私はこの母親は戻ってくると思ってはいたが、男の子が歩きだしたのだ

そして、ゴミ収集車が近づいてきていた

「ストップ」

母親は叫んだが男の子は道路に一歩踏み出した

 

私はとっさに男の子の腕を引っ張った

怖かった

それと同時にこの母親に怒りがこみ上げてきた

この母親にこっちに来いと仕草をしたが

完全無視どころか、なぜかさらに怒っていたのである

「ストップって言ったじゃないの!」

 

男の子はしょんぼりして、道路を渡ろうとした

全く来ようとしない母親に一言言ってやりたかった

車が来ないのを確認して一緒に行こうとしたが娘を放ってはいけない

今思えば母親がこちらにくるまで男の子を引き止めておけばよかった

 

母親の元に行った男の子に母親が強く叱っていた

その後も前に進みたい母親と反対方向へ行こうとする男の子

アパートのドライブウェイも我が子を確認せずに前に進む母親

見ていて怖くなった

 

急いでいて、説得させる時間がないならば

我が子を担いででも側から離れるな