地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

サンタ問題

トロントの街はすっかりクリスマス一色になっている

モールへ行けば巨大ツリーがあり、サンタとの写真を撮れる場所も設置されている

 

多くのカナディアンは年に一度のビックイベントの準備に追われているのだが、全カナディアンがそうではない

多宗教のカナダではクリスマスを祝わない家庭も多くある

その中には我が家も入っている

 

我が家はクリスマスを祝わない

ツリーもなければクリスマスディナーや親族勢揃いのプレゼント交換もしない

だけど、子供達にはサンタが来るようにしている

と言うのも去年、元仕事の子供達が息子の前で

「悪い事する子にはサンタがこないんだよ」

と言ったのである

 

サンタを信じているとこういう発言になるのは

普通の事、全く悪気はないのは分かっていたが

 

「マミィ、ぼくいい子だよね?サンタくるよね?」

と息子に聞かれた時、サンタの予定もなかったが急遽サンタをしてあげようと思ったのだ

 

だが全くクリスマス、サンタに興味がなかった熊五郎は初めは反対した

我が家はクリスチャンでもないし、一回するとそれが続いてしまうと

 

私は首を振る熊五郎に日本では宗教に関係なくクリスマスを楽しむし子供達にサンタが来ると説明した

実際キリストの話などはなく、ただイチゴケーキを食べ朝になったらサンタからプレゼントが届く

それが私が過ごしたクリスマスだった

 

私はただ息子にサンタが来ないから悪い子と思って欲しくなかったし

真実を伝えた所、全子供に来ると信じている姉妹の夢を息子の一言で崩れてしまう事は避けたかった

 

いづれ子供達は成長すれば真実を知る時がくる息子と娘に同じように夢を見させてあげてもいいではないかと私は思っている

最後まで渋る熊五郎を無視して迎えたサンタが来た去年の朝

息子と娘は本当に喜んでいた

そして子供達以上に楽しんでいたのは熊五郎だった。。。

 

という事でこれからもしばらくの間サンタが我が家に来る予定の我が家だが

 

今日Facebookでカナディアンの友人がブチ切れ投稿をしていた

 

今日息子が悲しそうに帰ってきたので理由を聞くと息子のクラスメイトがサンタはいないと説明したのよ! なんて子なの!

 

彼女の息子は10歳である

ちょうど10歳ぐらいは微妙な年齢にあたる

 

そのクラスメイトはクリスマスを祝わない家庭で悪気はなかったかも知れない。

それか、ただ真実を知って背伸びをしたかっただけかも知れない

 

だが友人一家はクリスチャンでクリスマスは一大イベント

家は装飾がされツリーも立派でツリーの下にはプレゼントが山積みになり

サンタへの手紙やサンタとの電話など

友人は前々から計画を練っていつもその日を迎えていた

彼女には4歳になる娘もいる

4歳と言えば1番サンタにワクワクする年齢だ

 

かなりテンションが上がってきているこの時期にクラスメイトの言葉が一気にテンションを下げたらしい 怒る彼女に

 

なんてひどい事をいう子なの!

 

無視して強行突破せよ

 

サンタも選んでやってくるって言ってあげなさい!

 

友人達から様々なコメントが飛んでいたのだが、その中で

 

私の所は私の前でサンタが本当にいるのか

真実を述べてください

クリスチャンは嘘をつかないですよね

って言ってきた子がいたわ!

 

(めっちゃ性格悪いやん)

 

多宗教のカナダ

この問題は結構どこにでも起こっているような

気がした

 

こうなったら日本みたいに

サンタは子供達の楽しいイベントの日

それでいいのではと思えてくる。。。。

 

「サンタいつ来る?」

と待ちきれない息子に

「サンタとダディどっちの方がお腹でてる?」

夢を与えるサンタと張り合おうとしている

熊五郎、、、

我が家は今日も平穏である