地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

デートナイト

カナダでは子供達をシッターや家族に任せて夫婦だけでディナーを食べたり映画に行ったりするデートナイトと呼ばれるものがある

 

子供を置いて夫婦だけのデートナイト

ロマンチックやん

 

ちゅうねん

ちゅうんやで。。

ほんまわな。。。

 

食事をゆっくり味わって食べたいねん

 

子供が小さい時はレストランへ行くと子供の事が気になりすぎて食事を楽しむという事ができない

 

食事は流し込み、手と目は自分の皿にではなく

常に子供に向かっている

こんな事ならデリバリーの方がよかった

と思ってしまうぐらいだ

 

そんなこんなでレストランで外食する事がなくなった我が家

 

「なぁ Tsuki 久しぶりにデートナイト 

ステーキでも食べに行かないか?」

 

行く(即答)

 

シッターを探す前にとりあえず子供達が大好きな義妹に頼んでみる事にした

すぐにオッケーと返事がきて約1年ぶりに熊五郎とデートナイトに出かける事になったのだ

 

場所は

ステーキハウス

 

いざ席に座るとあまりの静かさに違和感

間がもたん

実際メニューにじっくりと目を通す事もできるし、注がれた水ですらゆっくりと味わう事ができるこの余裕な空間

 

時間がゆっくり過ぎる

 

周りはワインなどで優雅に談笑していたが、

お酒を飲まない私達がとりあえず注文したのは

コーラ

(スポーツ観戦か)

 

ゴクリと飲んだ熊五郎がいきなり真剣な顔で

「君はペプシとコカコーラどっち派かな?」

デートナイトの会話はホンマどうでもよいコーラ話から始まったのだった

 

ペプシは甘くてマイルドな味しないか?」

グラスを傾ける熊五郎

 

あんさん。。。。中身はコーラや

 

「僕はペプシで育ったんだ」

グラスの中をジッと見る熊五郎

 

あんさん。。。中身はコーラや

 

「香りもペプシの方が深いと思わないか?」

匂いを嗅ぐ熊五郎

 

あんさん。。。中身はコーラやて

この男。。絶対に店の雰囲気に酔ってやがる

 

ステーキが届くまでひたすら私達はコーラの話をした

コーラとの出会い、コーラ断ち、コーラ復活

コーラと僕、コーラと私

コーラについて意見交換

 

ペプシコーラを箱買いしようという意見一致で

会話が終わった

そしてステーキが出てきた

そこから完食するまでの夫婦の会話はというと

ゼロ

 

あの2人は相席なのか?

 

と思われてもおかしくないぐらい見事に会話がなかったが、、、、

1年ぶりのデートナイトは、、

めちゃくちゃ良かった

 

たまにはゆっくりと静かに食事を楽しむのも

いいものである

 

ちなみに元職場の夫婦はデートナイトどころか

子供を私に預けて海外旅行に数日間夫婦だけで行った時が何回かあった上級者である