地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

黒を好む地味女

私は随分前から服と言えば黒、紺、グレーと

暗い色合いの服しか着てこなかった

若い時はそれらが 

クールなできる女

大人の女性のイメージ

を作ってくれているに違いないと思いこんでいた

 

よくよく考えると170cm近くある大女が

全身黒ずくめとなるとカッコいいより

むしろたくましい

 

それでも黒をこよなく愛し、それは中年になった今でも全く変わっていない

 

ただもう

クールでも

できる女でもなくなり

大人の女性をとっくに通り越した今

黒は

ちょっとでもスリムに見えるかも

という気の緩みの相棒的存在になっている

 

実は日本ではLサイズだった私でも

カナダにきた14年前はなんとSサイズが入った

日本にいたら小学生以来のSサイズである

 

それはそれは嬉しかった

 

が、、、、14年後の今の

最近カナダのLサイズがしっくりくる自分がいる

 

疲れて身体が動かないのは

単なるデブ化が進んで身体が重いだけだった

とやっと気づいた所である

最近はさらに脂肪が増えて、今までのMサイズがキツくなってきた

 

着る服がないわい

 

洋服タンスの中のLサイズを探していると、

黒ばっかりの服の中に暗ーいピンク色の服があった 

一体いつどんな状況で購入したのかも思い出せないその暗ーいピンク色の服を着てみたら

 

「マミィ! ビューティフル!

僕、それめちゃ気に入ったよ!

超可愛いよ!」

 

「オカァたん プリンチェチュ」

(プリンセス)

 

息子と娘が私をかなり褒めてくれたのである

 

「もっとこんな色の服着てみてよ」

 

「オカァたん、もっとプリンチェチュ」

 

こんな事を言われて上機嫌になった私は

早速オンラインショッピング開始

 

カラフル中年デビュー

いっそうの事、髪の毛まで紫にしてしまおうか

 

しかしいざ鮮やかな服を前にすると

指が震えて購入ボタンが押せなかった。。

早押しで購入ボタンを押したのは

たらふく食っても安心の

黒のゴムパン

だった

 

お洒落より心地よさ重視。。。。