地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

スリル

ダウンタウンに用事があり、久しぶりに1人で地下鉄に乗った時の話

 

乗り物酔いが酷い私は地下鉄ですら本を読むことも携帯を見る事もできない

だから大抵は人間観察をしているのだが、、、

今回もなかなかの顔ぶれだった

 

まず目に入ったのが、黒のサングラスに黒マスク、全身真っ黒でビシッときめてる女性だった

表情は全く分からないが、地下鉄に入ってくるなり座席、窓の汚れを念入りにチェック

 

サングラス、サングラス取らな汚れみえんがな

いやもしかしてターミネーターシュワちゃんみたいにサングラスから情報収集できてるとか?

さてはお主、スカイネットか?

 

と思いたくもなるぐらい動きがキビキビしてて

ストン座ったら最後、背筋真っ直ぐ伸ばしてびくともしなかった

 

しばらくすると、明らかに行動がおかしい20代そこそこのマスクをしていない若者が電車の中をふらつきながら歩いてきた

 

心の中で早よ立ち去ってくれと願っていると

近くに座っていた女性2人組の近くで止まった

 

I know you!!! 

なんつー事言ってくれんねんとその女性達をみたら彼女達もマスクなし

そしてその先の乗客も堂々とマスクなし

さらにその先ではマスクを顎までさげメイク直し。。。

 

マスク無し専用車両でもできたのか?

いや運悪く、マスクはしないぜ ウェーイ

みたいなグループの中に入ってる?

 

でもそんな中でもスカイネットが近くに座ってくれてる

と妙な安心感もあった

彼女はそんな状況でも微動たりしなかった

ふらつきながら歩いていた若者がバランスを崩して彼女の横に座ってもだ

 

いざとなったら

アスタ•ラビスタ•ベイビー

とか言ってこってんぱんにやっつけてくれるに違いない

 

その時だった

ドアが閉まろうとする直前にあっと言う間の速さで

なんとスカイネット降りたのだった

ゥオーーーイ

小さくなっていくスカイネット

 

I'll be back

ちゃうんかーい

 

そしてチラッと若者をチェックすると

バッチリ目が合ってしまうというピンチに陥ったのだった

 

私から目を全く逸らさない若者

もしや

同類みっけ

とか思ってるのでは。。。

 

私はね

暇つぶしで想像しとるだけです