地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

処方箋の薬も在庫待ち

Social distance(人と人の距離)を約2メートルを取れば散歩ぐらいなら行っても良いのだが、

天気も悪く丸々1週間、家にいた

(3/25 オンタリオ中は新たに100人で合計688人となっている。カナダは3290人)

 

そんな中、娘のイチゴ状血管腫の薬が残り少なくなっていた

娘はダウンタウンにある

Toronto Sick Kids hospital(小児病院)

に通っているのだが、車がない我が家はダウンタウンに行くには地下鉄に乗らないと行けない

 

状況が悪化しているトロントであまり遠出はしたくないが、そうも言っていられない

だが検診ではなく、ドクターが処方した薬を病院内の薬局に取りに行くだけ

ならば処方箋を家の近くの薬局に移してもらえばいいだけでは?

 

さっそくSick kids hospitalにあるshoppersの薬局に電話した

 

なんと

 

こんな状況なので

処方箋の薬を無料で配達します

音声の後に配達希望のメッセージを入れて下さい

24時間以内に折り返し電話します

 

と流れたのである

だがさっそく娘の情報を入れ、配達希望のボイスメッセージを入れようとした所、何回してもボイスメッセージまでいかなかったのである

 

熊五郎が直接薬局の人と話をした所、、、

 

「Back order???? いつぐらい? えっ分からない?」

 

嫌な予感。。。

 

非常事態宣言がされたトロントでは処方箋の薬(refill)を待たずに処方してくれる事になっている

なので、もしかしたらかなりの患者が薬を取りにきているのではないだろうか

 

娘の薬もいつ入荷なのかは分からない

他の薬局に電話して、あるならば処方箋を移す事は可能

なければドクターに処方薬を変えてもらうしかない

 

との事だった

娘のドクターは週に1日しか検診をしておらず

私達が電話をかけた日が検診日で検診時間はすでに終わっていた

 

1週間、多分もたない。。。

 

熊五郎が家の近くのshoppersの薬局に電話をかけたが同じく在庫切れだった

 

もしかしたら小さな薬局ならおいてあるかも知れない

 

とのアドバイスをもらい家の近くにあるかなり小さい薬局にすがる思いで電話をすると

 

ラスト 1 である

 

と言われた

そしてこの薬剤師は直接sick kids hospital の薬局に連絡を取ってくれ無事処方箋を移す事ができたのである

 

こうして娘の薬を取りに1週間ぶりに私は外に出た

 

空気がうまいぜ

 

にしても

もしかして気づけばこの世の中に私しかおらんのちゃうか?

と思うほど静かだった

 

足早に第一村人を発見しようと薬局に入った

その時ふと目に

 

ハンドサニタイザーあります

 

こんな紙が貼ってあった

やはりこういう時は小さな薬局に限る

だがどこを見てもハンドサニタイザーがなかったのである

 

「あのぅ、、ハンドサニタイザーはどこですか?」

 

「あーハイハイ」

 

と裏に消える薬剤師

そしてハンドサニタイザーを持って戻ってきた

 

「おいくらですか?」

 

「27ドル」

 

は?

 

「27ドル」

 

高すぎるやろ オィ

 

このオヤジ、、、、、、、

 

「やっぱりいりません」

 

「これしか防げないよ」

 

まだ買い置きあるし、手洗いしまくるわぃ

500mlぐらいのボトルで27ドルは

ぼったくりやろ

 

そもそもハンドサニタイザーに値段シールがあらへん。。。

もしかしたら勝手に値段設定しているんちゃうか?

という事は元値の2倍以上か、、、、

あのオヤジ、私をリッチな中国人と間違えやがったな、、、、、

 

一瞬は救世主に見えた薬剤師に騙されチョップをかますところだった