地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

週に1度の買い出し

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オンタリオ州は170人の新たな感染者で

合計858人となった(カナダは4043人)

 

トロントでは公園や広場、バスケットコートやテニスコートなどが閉鎖され、もし守らなければ罰金となっている

 

カナダも海外からの帰国者には14日間の自主隔離が義務になった

これも破られたら罰金となる

 

かなり規制が厳しくなっても感染者は増え続けているので必要のない外出を控えるように、

食料などの買い出しも週に1度にするようにと言われている

 

我が家も買い物は週に1度にしている

そして週末を避けて平日の朝に行っている

車がない我が家は大型スーパーに行くのには地下鉄やバスを使わないと行けない

グロッサリー配達をしたい所だが注文した所で届くのは、いつもと違い日数が倍以上にかかっている

 

だから歩いていける小さなスーパーに行っている

値段が大型スーパーに比べ割高になるが食料品は揃っている

そして一時はなかった紙類も並んでいる

 

「買い出し行ってくる」

 

と自宅勤務の熊五郎が休憩中に買い物に行ってくれた

 

買い物リストのものを全て購入できたらしいが

 

「ハァ〜 かなりピリピリしていたよ」

 

大型スーパーでは入店の人数制限があり店内が混まないようにされており

店内の床には約2メートルごとにテープが貼られ、それがsocial distanceの目安になっている所がある

 

が、近所のスーパーは至っていつも通り

人数制限もされていなければ、床にテープも貼られていない

 

そんな中て買い物客は自分で他者との距離を取っていたらしい

 

買い物を終えてレジに行った熊五郎

キャッシャーは1人しか居ず、長い列ができていた

 

「こんな状況は危険よ!!」

 

いきなり声を上げた女性客

 

確かに。。。

 

何人かはそう思っただろう

熊五郎もはじめはそう思った

 

小さなスーパーで買い物客は少ないがsocial distance(人と人との距離)を取ることが大事な今

他のスーパー同様、人数制限などをすべきでは?

よくぞ声を上げてくれた

 

だがこの女性客、それだけで終わらなかったのである

 

「だいたいキャッシャーが1人しかいないなんて馬鹿げてるわ

さっさとキャッシャー増やしなさい

こっちは早く帰りたいのよ!」

 

アホか

 

スーパーの従業員は不安を抱えながらも仕事にきている

 

「だいたい、あなた達もまとめ買いしすぎなのよ」

 

全ての客がシングルではない

週に1度の買い物でファミリーとなるとそれなりの量になる

 

「この店、危険すぎるわ 

目を覚ましない!」

 

お前がな

 

さっきから声を荒くして喋り続けているけど

ツバ飛びまくってるぞ

あんたが1番危険や

 

熊五郎は思ったらしい

 

一言言いそうになったが、100倍返しでマスクなし近距離で罵ってくるに違いない

多分、他の買い物客も従業員も同じ思いだったのだろう

 

完全無視

 

だったみたいである

 

誰にも賛同されず、相手にもされず

ストレス発散が出来なかった女性客は

今ごろ、購入したものをすべて腹に入れているのではないだろうか。。。

 

買い物でストレスを感じた熊五郎

知らず知らず貴重な大好物のポテトチップスを一気に食べてしまい猛反省しているのである