地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

断食

ラマダンが始まった

いつもは喜びに満ち溢れる義父母だが

今年はどこか寂しそうである

 

ラマダンといえば断食が終わる日没後の食事

イフタールを家族全員、時には親族も集まり

盛大に食事会をするのが毎年の恒例となっている

これが楽しみでもある義父母にとって今年のラマダンはコロナのせいで集まりを禁止されているので皆を集める事はできない

 

 

私は正直、ほっとしている

というのもカナダのここ数年の日没時間は8~9時であり子供達を連れて夜に出かけるのが嫌だった

だから何かと理由をつけて週末だけにしていた

 

 

そして断食だが私は熊五郎と結婚してわりとすぐに息子を妊娠して出産 

母乳育児も1年半ぐらい続いた

そして娘を妊娠

断食は妊娠、出産、母乳をあげている人は免除となる(後に出来なかった分をできる時にする)

だから実際にはラマダン中に断食をする事はほとんどなかった

 

が、、、もう

免除の理由があらへーーん

のである

(ただ生理中も免除なので1か月ある断食の中で断食は約3週間となる)

 

数年前の日没が9時に比べたら今日(土曜日)の

8時13分はマシだが、、あいかわらずカナダは長い

(毎年ラマダンの週はズレていく←冬に向かっている)

日の出は4時50分

つまりここから断食開始である

 

4時30分に目覚ましをセット

ここで軽く食事をとるのだが、、、

元々朝食をすぐには食べれない私にとっては

苦痛である

とりあえずバナナとデーツと水をバカ飲みする

 

熊五郎、はよ食べな始まるで!」

 

グータラしている熊五郎

 

「僕は十分に贅肉あるから大丈夫」

 

熊五郎が言うと妙に説得力がある

結局熊五郎は何も食べず水を飲んでまた寝た

 

そして長い1日が始まる

 

断食をしていると時間が長く感じる

特に家にずっといる今は更に長く感じる

 

そして自分達は断食していても息子と娘の食事はいつも通り。。。

食べれないのに食事を作るのは苦痛ではと

思っていたが

 

味見ができない

 

これが地味に辛いのである

 

そして最強に辛いのが、、

頭痛である

 

 

私の頭痛の原因は多分

カフェインの離脱症状

 

普段からカフェインを結構とっているので

いきなり断つことにより頭痛がおこる

日の出にコーヒーを飲むことで解消される事が多いのだがすっかり忘れていた

 

断食後の食事を作る気にもならなかった

 

が、熊五郎は最強だった

ラマダンが始まっても普段と変わらず

いや反対にテンションが上がっているのである

 

買い物に出かけて、イフタールの準備

 

「今年はラマダンで減量できそうな気がする」

 

といつも通り意気込んでいるが、、、、、、

 

夜中にモリモリ食べる熊五郎

 

無理やて。。更にデブるぞ

 

弱った私の声は熊五郎に届かなかった

 

ラマダン3日目の今日は

4時30分にコーヒーを飲んだ

頭痛はなくなったが

目がギンギンに冴えてしまってまたまた長い

1日が始まりそうである