地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

乳がん検診② (マンモグラフィーと超音波)

ウォークインクリニックから足取り重く帰宅して、どうだったか?と聞く熊五郎

 

原因は分からんみたい

早めに乳がん検診行きなさいって言われた

 

乳がん

 

長年一緒にいると分かる

平静を装っているがかなり動揺している熊五郎

 

そうか。。。

とにかく調べるには越した事ないよ

リクエストの紙を見せて

 

私が半泣きするのを見て熊五郎がすぐに予約の電話をかけてくれた

予約が取れたのはコロナで検査する人が少ないのか、予約日はわずか2日後だった

 

このわずか2日が長かった

前向きになど考えれなかった

私は気付けばインターネットを開き検索をしていた

乳首周り痒みと赤み 乳がん

調べれば調べるほど、更に不安は重なった

 

そして必死でシコリみたいなのはないかと調べた

シコリを確認しなかったが少し安心して手を上げた時、今まで注意深くみていなかった脇の下を見るとそこは膨れていた

 

何、これ

 

硬いシコリではなかったが柔らかい弾力のある何かがそこにあった

 

これってリンパの腫れ?

 

マイナスにしか考えられなかった私はこれを見つけた時、もしかしたら炎症性乳がんではないかと疑った

 

その日1日私はベッドから立てなかった

身体が重く、何もしたくないし食欲もわかなかった

次の日も私の顔は全く笑っておらず

時間があればインターネットで検索をしていた

 

マミィ、ずっと携帯見てるやん

 

この息子の一言でやっと我に返った

インターネットは情報が豊富で便利だけど同時に不安を大きくする

私は携帯を遠くに置いてネットから離れた

 

それでも息子と娘といつものように遊んだのだが、やっぱり頭の中はいっぱいいっぱいで

もし私がガンになる運命ならばもう少し、せめてこの子達が自立するまで待ってほしい

という思いすら出てきた

 

痒みはクリームを塗ってからだいぶマシになり

シャワー時や寝る前に痒くなる以外は耐えれるようになった

赤みはすぐには引かなかったが、広がっている様には見えなかった

 

乳がん検診当日

コロナ規制の中、検査を受けれるLighthouseに指定された通りマスク着用して行った

入る前にコロナ関連の問診票を記入

受付で体温測定

いつもは待合室には結構人がいるのだが、私を入れて2人だけだった

席も2m離れていた

 

すぐに呼ばれ、初めはマンモグラフィーから

ここで

初潮の年齢

最近の生理日

身内で乳がんを患った人がいるか

マンモグラフィーを受けた事はあるか

子供はいるか

を聞かれ検査開始

 

マンモグラフィーは圧迫感が凄まじかったが

生理後で胸も張っていなかったので痛みはなかった

が、ナーバスになりすぎて体がカチカチだった

 

リラックスして!

 

ちょい怖そうな技師に言われて肩の力を抜こうとしたが無理だった

その下で貧乳をこれでもかと伸ばし、位置を正す技師が餅つき歴30年ベテランオバチャンに見えた

 

Okay 次は超音波だから帰らないように

 

しばらく経った後、今度は優しそうな超音波技師登場

 

ベッドに横になり検査を始めた

すると最近気づいた脇の下の膨らみを念入りに調べていた

 

やっぱ、何かあるんか。。。

 

超音波は片方だけだったが

比べたいから反対側も見せて

と言われ更に不安が積もった

 

気になっていた痒みと赤みの部分はそんなに念入りにはしていなかった

 

検査が終わると不思議なことにどこかすっきりした気分になった

もう考えた所で2.3日後にはドクターから結果の連絡がある

 

それなのに次の日の朝、リラックスしていつものようにコーヒーを飲んでいると携帯が鳴った

怖くてすぐには電話に出れなかった

 

続く